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◆落とす話術。その2。
◆禁断の「レベル4」
さて、落とす話術の第2回目です。
前回は、会話のレベルには4つの段階があると言う内容でした。
レベル1.「話が耳を素通り」
レベル2.「情報を理解する」
レベル3.「感情を理解する」
そして今日は、最後のレベル4です。
「話を聞く」と言う最終段階は、一体どんな事になっているのでしょうか?
それは、、、、
レベル4.「相手も気付いていない部分を理解する」
そぅ、本当に「聞く」と言うのは、
相手の言っていることを理解する事ではなかったんです。
相手が自分で気付いてない部分まで、見抜いて理解する。
ここまで出来て、初めて「聞く」と言う動作は完結します。
このレベルは、普通に話を聞いているだけでは辿り着けません。
会話では、その人のごく一部分しか伝わらないからです。
だから「会話」と言う少ない情報を使って、
相手の心の底を「推理」することが重要です。
相手自身も気付かないうちに考えていた事。
伝えたくても思うように言葉に出来ない事。
そんなコトを推理して、理解する。
そして、あなたの力でその「もやもやした部分」を言葉にしてあげる。
そうすれば、相手は自分でも気付かなかった事を指摘されて、
ビックリ仰天するはずです。
「なんでそんなコトまで分かるの!?」と言う驚きは、
「この人は本当に私を理解してくれている」と言う感動になり、
一瞬のうちに信頼され、距離を縮める事が可能となります。
カウンセリングやコーチングなどは、ただ話を聞いて共感するだけではなく、
このレベルの聞き方をしているようです。
「この人はどんな気持ちなのだろう」ではなく、
「この人はなぜこんな気持ちになってしまうのだろう」
「何が原因で、こんな考え方をさせているのだろう」
と言った視点から、相手の「裏側」を探しているのです。
このように、相手自身も気付いていない事に気付き、
そのもやもやした部分を言葉にしてあげる。
こうする事が、聞くと言うレベルの最終段階になります。
◆効果は絶大、取り扱い注意
ハッキリ言って、このレベル4の聞き方は疲れます。
相手の話の内容を理解しつつ、
その裏の「無意識の部分」を推理し、心の内を探し出すからです。
脳みそをフル回転させて聞かなければ、
相手も気付かない本質なんて見えてきません。
だから「聞く」と言う動作でも、受動的なスタンスではなく、
非常に能動的なスタンスであると言うことが分かると思います。
むしろ、場合によっては相手の心をえぐり出す事もあるので、
非常にアグレッシブとさえ言えるかも知れません。
しかしそれだけに、これが気持ちよく決まってしまうと、
大変強力な効果を発揮します。
もしお目当ての異性にこれが出来れば、一発で落ちてしまいます。
恋愛だけでなく、人間関係やビジネスパートナーでも、
この会話が出来れば、まず間違いなく「落ちる」はずです。
レベル4をマスターすれば一発で決まってしまうので、
「相手と付き合う」所までは苦もなく行けてしまうでしょう。
それだけに、このレベル4の「聞く」は大変危険です。
本当に好きな相手、近付きたい相手にだけ使えば強力な武器なのですが、
他人を騙すために悪用されてしまうと、恐ろしい事になります。
そしてさらに悪いことに、このレベル4の聞き方は、単なる「テクニック」。
自動車の運転と同じで、
最初は難しくても馴れればカンタンに出来てしまうのです。
つまり、善人だろうが悪人だろうが誰でも使えてしまうと言うこと。
実際、この手法を使って、結婚詐欺をしている人もいます。
(ある結婚詐欺師は、私の友人を2人も引っかけました)
詐欺や新興宗教の中にも、こうしたテクニックを
取り入れている所があるようです。
この事からも、その強力さ・危険性は理解できると思います。
手に入れれば非常に強力な武器となるのですが、
使い方を誤ると諸刃の剣。取り扱いは、要注意です。
普段から相手の裏側を推理する訓練は必要ですが、
実際に使う時は「ここぞと言う時」だけにして下さいね。
レベル4の「落とす話術」は、伝家の宝刀、最後の切り札なのです。
【今日のモテずにモテる!方程式】
◆レベル1は、「耳を素通り」。
レベル2は、「情報を理解」。
レベル3は、「感情を理解」。
そして最後のレベル4は・・・
◆レベル4.「相手も気付いていない部分を理解する」
脳力はかなり消費するが、非常に強力かつ凶力なテクニック。
コレが決まれば一発KO。
◆だからこそ、悪用厳禁。
どうしても落としたい人にだけ、必殺技として使うべし。
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