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◆「当たり前」のために、流された血
◆当たり前に見えて、当たり前でないこと
私の片方の親は、選挙権がありません。
日本人ではないからです。
日本に生まれ、日本で育ち、日本語しか話せないのに、
選挙が出来ない。政治に参加できない。
この苦しみは、
当たり前のように選挙権がある人には分からないかもしれません。
消費税が上がろうが、年金が上がろうが、イラクに派遣されようが。
例え日本が軍国主義になって徴兵されようが、殺されようが、
政治に対して意思表示が出来ないんです。
選挙権が無いと言う理由で。
選挙権、いわゆる参政権は、当たり前のように与えられています。
でも、そのためにどれだけの人の苦労があったか、
本当に思い知った事がある人はそんなに多くないでしょう。
フランス革命と名の付いた戦い。
この戦いでは子供から女性まで、多くの人が闘い、土に沈みました。
アメリカの独立戦争でも、
数え切れないほどの名が墓標に刻まれました。
「自分の手で政治を行う」と言う、たったそれだけのために、
何十万人の血が流されたんです。
血みどろの手でやっと掴み取った、参政権。
だから、欧米の人たちは参政権の重要性を身に染みて知っています。
政治に参加できるという喜びも。
ところが、日本は違いました。
太平洋戦争が終わって、アメリカからポンっと手渡しされたんです。
「ハイ、これどーぞ」って言って、参政権は簡単に手に入ってしまいました。
あまりにも簡単に手に入ってしまったから、その大事さが分からない。
そりゃ、選挙に行かなくなるのも無理はありません。
◆投票しない=何をされてもOK?
選挙権は、「生きて行く上で最低限必要な権利」です。
これが無ければ、政治を好き勝手にやられてしまいますよね?
たとえ軍国主義になっても、税率が何十倍になっても、
政治に口出しできないんですから。
だから選挙に行かない人は、生きる権利を放棄していると言えます。
選挙に行かないのに、年金がどうの、政治家がどうの批判するのは、
間違っていますよね。
自ら参政権を放棄しているのだから。
これからの時代、自分の身は自分で守る事が絶対に必要です。
そのためには、選挙による意思表示は欠かせません。
政治家のためでも、日本のためでもなく。
自分自身が生き延びるために、選挙に参加しませんか?
生きる権利を、そんなに簡単に捨てないで下さい。
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